修飾する側とされる側
修飾・被修飾関係の言葉同士を直結するとわかりやすくなる。・[私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った。]
→鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った。
修飾の順序
①節(clause)を先に、句(phrase)をあとに。(重要)(節=S+V、句=S+Vがない)
・[横線の引かれた][厚手の][白い紙]
・[ライトを消して][止まらずに][速く走る]
②長い修飾語ほど先に、短いほどあとに。(重要)
・[明日はたぶん大雨になるのではないかと][私は]思った
・[この地方の自然に長くなじんできた私は][明日は雨だと]直感した
③大情況・重要内容ほど先に。
・[日本列島の上空に][花子の放った風船が][小さな点となって]消えていった
・[1974年の暮れに、][解放闘争初期からの指導者のひとりルシオ・ララにひきいられた代表団が][MPLA指導部の第一陣として][ルアンダの空港に]ついた
④親和度(なじみ)の強弱による配置転換。親和度の強い単語を遠ざける。
・[もえる夕日に][初夏のみどりが]照り映えた
テンのうちかた
長い修飾語が二つ以上あるとき、その境界にテンをうつ。[病名が心筋梗そくだと](修飾)
[自分自身そんな生活をしながらも](修飾)
[元気にまかせて過労を重ねたのではないかと](修飾)
→思う。(述)
・病名が心筋梗そくだと、自分自身そんな生活をしながらも、元気にまかせて過労を重ねたのではないかと思う。
[戦前からの業界の流れを知る幹部も](修飾)
[昔のことは何も知らない若手も](修飾)
[今年の漁獲やかつての北洋について聞くと](修飾)
→うしろめたそうな顔になった。(述)
・戦前からの業界の流れを知る幹部も、昔のことは何も知らない若手も、今年の漁獲やかつての北洋について聞くとうしろめたそうな顔になった。
修飾語が短ければテンは必要ない。
・AがBをCに紹介した。
修飾語が長い場合(修飾の順序②に倣う)
・私がふるえるほど大嫌いなBを私の親友のCにAが紹介した。
語順を逆にする場合は、テンをうつ。
・Aが、私がふるえるほど大嫌いなBを私の親友のCに紹介した。(Aが…という部分を筆者は強調している。)
テンは文を強調する際にも使用されるため、重要でないテンはうつべきではない。
・しかし、彼女の恋ごころはそんなことで消えるものではなかった。
・だが、そうはゆかなかった。
(接続詞の持つ反転の意味を強調している。強調したくなければテンを省いてよい。)
従って
①長い修飾語が二つ以上あるとき
②語順を逆にするとき
以外のテンは、筆者の思想としての自由なテンである。
その他の常識化しているテン
①重文の境目に。
・父も喜び、母も喜んだ。
②述語が先にくる倒置文。
・やはりあいつか、彼を殺した犯人は。
③呼びかけ・応答・驚嘆などの言葉のあとに。
・えっ、彼も東京出身なのかい。(!などに置き換えることも可能)
④挿入句の前後または前だけ
・独占資本、とくにアメリカのそれがどんなものかは…
漢字とカナの心理
「いま」とすべきか「今」とすべきかは、その置かれた状況によって異なる。前後に漢字がつづけば「いま」とすべきだし、ひらがなが続けば「今」とすべき。そちらのほうが視覚的にわかりやすい。(統一の必要はないと著者はいう)
・その結果いま腸内発酵が盛んになった。
・閣下がほんの今おならをなさいました。
送りがな
統一すれば細かく気にする必要はない(文部省も統一ができずに何度も改訂してきており、結果多くの文豪は好き勝手にやっている)
・終わり
・少ない、など
わかち書き
わかち書きとは、文章において語と語の区切りを付けることの総称である。わかち書きのためにテンがうたれることがあるが、文章が分かりづらくなることがあるため使用しないほうがよい。カナばかりが続いて読みにくいところができた場合、漢字や傍点・カタカナで分けてみる。それでもだめな場合は、半角スペースを使用することも多い。
・あけまして おめでとうございます
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